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瓢箪(ひょうたん)から駒(こま)。歌から刺身

ことわざに瓢箪から駒の言葉がある。予想もしていないこと、あり得ないことが起こる、という意味。

実は40年くらい前の夜、行きつけのバーで酒を飲み、カラオケを歌っていた。隣にいた20代中頃の青年が座を外し、少しして帰ってきた。手にはお皿、中には刺身が持ってあった。「食べてもらえませんか」と青年が差し出した。「何事ですか?」と驚きながら聞き返すと、青年は「この“空の神兵”の歌が一番感激しました」と答えた。色々と話を聞いてみると、以前の陸上自衛隊にいた時、何度かこの歌を聴いたことがあったが、当時を思い出し、感謝の気持ちですと話していた。彼はその頃落下傘部隊にいて、過酷な訓練をし、この唄を誰かが歌っていたということだ。隣の席の上手でも無いおっさんの歌を聴いて、刺身も買いに行った青年の気持ち、何十年経った今、あの青年はどうしているのだろうか。

唄は人の心をとらえ、鼓舞(こぶ)する。今からでも遅くはない。唄をうたい、心身とも元気になろう。下手でもいい、大きい声を出して。

坪郷

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