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入院七つ道具

傘寿を過ぎて 入院体験記(2)

●医療制度

67年前、15歳の時に肺浸潤(ハイシンジュン)を患い、あと一年の命と思っていた時、市役所から国立柳井病院に入院させてもらい無料で、3年間療養させてもらった。当時戦争後、国の財政の大変な時この医療制度があった事は、信じられない。

おかげで、あと一年の命と思っていた命が今日まで続けられた。日本に生まれて本当に感謝している。入院して今日で4日目、少し病院生活に慣れてきた。現在は真菌を押さえる薬や菌に感染されない予防薬なので、体調は致って順調である。病室は4名の相部屋、約10㎡(三坪)が私の部屋で、プライバシーはカーテン1枚で遮られている。現在の病室は昔と比べて格段によく、室温も調整してあり、手洗い場も室内にあり、闘病していく上には大変有難い。半年は入院と言われ覚悟はした。500本入りのつま楊枝を売店で買った。このつま楊枝がなくなる前に退院したいと思い、机の上に置き毎日眺めていこう。

坪郷

テレビと新聞は病院での情報源だ

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病室から見える徳山湾

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