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傘寿を過ぎて 入院体験記(3)

入院7日目、今日から化学療法に入る。

医師からは厳しい闘病になりますよと説明があった。食事も、常食滅菌食(低菌食)となり、運ばれてきた食事もお盆と食事をすべてビニールでラップしてあり、食事からもいよいよ始まったなと思った。

点滴は朝9時半より開始し、2袋で約6時間。腕を固定し排尿時や昼食事も継続されての点滴に、これが闘病生活だなと心した。

医師から化学療法に入ると何か副作用が出るので個室をすすめられ、大部屋より移った直後、友人3人が見舞いに来てくれた。談話室に行かず、約1時間ゆっくりと話ができた。3人とも70歳代後半、闘病や入院の経験者。友人よりアドバイスと元気をもらった、有難い。

何にしろ入院生活には暇がある。朝6時起床のアナウンスがあり点滴。8時から朝食までの2時間にこの体験記を書いている。

80歳を過ぎて、世のため人のためのと思っていたが・・・この記事も何か人の役に立つならと思いながら。

坪郷