HOME > 取材&トピックス > 多数決で決めていいのか!久保市の盆踊りが中止
平成11年のものです。(2歳のマゴが写っています)

多数決で決めていいのか!久保市の盆踊りが中止

久保市自治会の今年度の総会で、多数決により、今年より夏の盆踊りが中止になった。

昨年より盆踊りの存続について、自治会ではアンケートを取り、皆さんの意見を下調べしていた。久保市地区は、数年前より自治会による盆踊りの運営を巡り、続行か中止かの話題が出ていた。昔から住んでいる人と、新しく久保に住居を求めて入って来た人では、盆踊りの意義が大きく違っている。亡くなった人達の霊を祈り、地域の人達の親睦をはかり、助け合う等、盆踊りは重要な役目を果たして来ていた。

現在は面倒な事やわずらわしい事はしたくない、が主流になってきている。続行しようと思えば出来たと思える事も、多数決で物事を決められてしまえば少数のよい意見も吹っ飛んでしまう。民主主義の多数決はある時には責任放棄ではないか。国連や会社でもすべて多数決で決めると機能不全となることは誰でも判っている。

地域に長年伝わっている伝統文化を中止すると、元に戻すのは大変。末永くある文化を私たち世代で消滅させてしまって・・・子や孫たちにどう話をすればいいか。

坪郷

平成11年のものです。(2歳のマゴが写っています)

平成11年のものです。(2歳のマゴが写っています)