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笠戸島のパワースポット【恵比寿岩】

 恵比寿様を祀っている恵比寿岩は笠戸島の県道173号線の落バス停を降りて100m、小さな岬の端にある。

 写真で見る様に石祠があり内には木と石と焼物の5センチぐらいの3体の恵比寿様の像が祭られている。

 祠の周りには“昭和九年一月”とあり地元の漁師さん達の名前(岩本、市川さん等)が刻まれており、豊漁の神様である。

 この小さな岬の岩場全体が恵比寿岩と云われており花崗片麻岩(長石、石英、黒雲母)で縦・横・斜めに岩が風化して露出し岩面に段々の縞があり、3億年前の地層と云われている。

岩場の足場は悪いがメバル、タイ、キス、ベラ、コチ、カレイ、ギザミ、アジ等小魚がよく釣れる。

 磯には浜一面に小石がありカニ、タコが多く漁師のほとんどはタコ漁師であったが今は高齢化のため数件となり、夏はタコ、冬はナマコ漁、又沖ではタイ、ハマチの養殖が行われている。

 岬の北側の地名は『朶の下(シダノシタ)』と云い、わらび、ぜんまい、うらじろが茂り、南側は落ヶ浦と云い川が流れ、田畑が多くあったが、現在は県道のつけ替の為埋められている。

昭和20年ぐら迄は椎の木が多くあったが今は海ぞいに数本の大木だけが残っており、大城岬から落ヶ浦にかけ昔は崖で通称は(オトシ)と云われ、国民宿舎 大城の次のバス停の名もである。

今治

落の下りる道のガードレールの間から降りる

落の下りる道のガードレールの間から降りる

落ちた石橋

落ちた石橋

南から大城を見る

南から大城を見る

 

干潮

干潮

 

 

 

花崗片麻岩(長石、石英、黒雲母)

花崗片麻岩(長石、石英、黒雲母)

恵比寿の石祠

恵比寿の石祠