下松市景観計画の概要
「景観」とは
「景観」とは、実際に目に見える色や形だけでなく、その地域の歴史や文化から生まれる雰囲気など、五感(見る・聞く・嗅ぐ・味わう・触れる)を通して感じることができる全てを指します。
【景観計画策定の役割】
本計画は、ふるさと下松の景観まちづくりを総合的かつ計画的に推進するための指針を示し、市民・事業者・行政の協働により、下松市固有の景観を守り・育て・創造していくための役割を担います。
下松市の景観計画区域と方針
景観計画区域
市全域に個性ある景観資源が分布することから、市全域を景観計画区域とします。(6つの地域:下松・末武・花岡・久保・笠戸島・米川)
景観まちづくりの基本目標
「街と里」…地域の個性や多様性を表す、統一性のあるふるさと景観まちづくり
景観重要建造物及び景観重要樹木の指定の方針
下松市には、地域の景観を特徴づけている建造物や樹木があります。こうした建造物や樹木を対象に、道路などの公共の場所から容易に見ることのできるもので、美しいまちなみを構成する重要な要素になっているもの、地域のシンボルとなっているもの、地域住民に大切に守られ、地域の誇りとなっているものなどを指定します。
屋外広告物の景観形成に関する方針
屋外広告物は、身近な情報を伝える手段として、見る人に楽しさを与え、まちの賑わいに繋がる一方で、無秩序な設置が行なわれた場合には、良好な景観を阻害する要因になります。
これまでの山口県屋外広告物条例を継承し、必要に応じて禁止地域・許可地域及び許可基準等を見直し、下松市の特色に応じた屋外広告物の誘導を図ります。
景観重要公共施設の整備に関する事項
道路、公園、河川、港湾などの公共施設は、景観形成に重要な役割を担っています。下松市の景観まちづくりについて重要な景観軸と景観拠点となる公共施設は、施設管理者と協議の上、景観重要公共施設とし、国土交通省が示す分野毎の景観形成ガイドライン、山口県公共事業景観形成ガイドラインを参考にしつつ、下松市の良好な景観形成を図るものとします。