下松市地方史研究会の31年度総会と発表会が4月7日、サルビアホールで行われ、150名が出席した。
『下松市が生んだ文学者、詩人の磯村英樹』
若い頃は花岡東中村(現望町一丁目)に住んでおり、下松小学校、下松工業学校を卒業し日本石油の下松製油所に勤務していた。
磯村は軍隊経験があり、反戦詩人でもあって「絶望克服と正統詩の確立」を旗印に「駱駝(らくだ)」を立ち上げ、人間解放の始原性を追求する詩を書き続けた。
- 昭和27年 詩集「天の花屑」を刊行
- 昭和38年 「したたる太陽」で室生犀星賞を受賞
- 昭和54年 日本現代詩人会理事長に就任
- 昭和57年 「ギリシャの夏」を出版
- 平成22年 享年88歳 生涯15冊の詩集を残した。
☆『さらでだに さびしきものを さよしぐれ』
☆『思ふこと 唯一すじに 秋の風』
☆『青田道 母走りくる 帰還かな』
今冶