笠戸島の落ヶ浦に鎮座する椎の杜様(シイノモリサマ)。
古くから地元の人に守られて名碑だけある。
言い伝えとして、
「ここは周防ノ国、都濃郡、末武南村(萩毛利本藩領)で笠戸島落ヶ浦(オトシガウラ)です。昔この一帯は椎ノ木が多く島の開発につれ少なくなった部落の鎮守の森の名残です。
大城に向って恵比寿岩の上には石の祠(ホコラ)が立ち、落魚港の辺りはシダの下と云われ裏白の密集地でした。
地元古老の言い伝えとして、海では魚や蛸が、畠では芋がよくとれ、この椎の杜様に手を合わすと出雲の神様よりも恋が叶うと伝えられています。」
下松駅から車で10分、落(オトシ)バス停から歩いて1分です。県道下で海辺の堤防からは船用のタラップ(梯子)が掛かっています。
台風の時は波や潮風が吹き上がってきますが、夏は目の前の浜で泳げますし、小石の浜で海水はいつも綺麗です。タコ、ナマコ、キス、カレイ、コチ、ベラ、メバルがよく釣れます。
今治