妙見宮鷲頭寺(下松市中市1-10-15)のため池前に山頭火の句碑が建立された。1月7日に除幕式があり、下松市にまた一つ名所が生まれた。
この句碑は、田村悌夫氏(下松地方史研究会会長)が妙見宮鷲頭寺檀信徒会の賛同を得て建立したもの。山頭火は昭和8年10月8日、室積の普賢祭りの帰途、妙見宮鷲頭寺に立ち寄り、ため池の亀を見たとされている(『行乞記』)。
「濁れる水の流れつつ澄む」は、昭和15年に自らの人生を振り返り松山で詠んだ句であり、山頭火の人生を象徴する味わい深い一句である。
※種田山頭火(1882~1940)は、防府市出身の自由律俳句の俳人で山口県内には130基の句碑がある。

昔からある亀池