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体育館での開票風景

2018年 下松市議選 20人決まる

4月8日、下松市会議員選挙の投開票があり新人議員が決定した。

前日までは無投票になるのでは?と、ちまたの噂になっていたが、告示日に新人が無投票阻止を掲げて出馬し、期待が膨らみ一転選挙となった。

今、下松市は特別な問題もなく、子育て支援、地域振興、老人問題を掲げていたが、論戦らしきこともなく、選挙カーを使わない候補も3人いた。また、個人演説会を開いて政策や公約を訴えた候補は4人と静かな選挙戦であった。

投票率は、高いところで { 温見73.49%、深浦72.51% } から、最低の { 中村30.57%、瑞穂33.42% } と、28カ所の投票所でバラツキが多く、平均は42.19%で前回の46.56%を下回った。

下松市では、市長選が3回無投票。市議補選、県議補選も無投票。
前回14年の市議選も無投票と思われていたところに、3日前に一人が出てやっと選挙があった。

下松市は全国800市町村の中で住み良さは20位をキープ。県内で唯一人口が増加しているが、無投票が続く事態になれば定数を含め議会の改革を検討を勧める。
投票率が低いと、1位と20位の得票差が大きく開くように、組織、団体が推す候補が有利になり、意欲ある個人候補が苦戦する。選挙管理委員会は65%以上の投票率を目指して、キャンペーン行動を起こすべきと考えるがいかがであろうか?

議員定数といっても総務省有識者会議の対策は二つのタイプしかない。

①少数精鋭(10名くらい):
報酬を増やし専門的な人たちの集団にしたら、ある意味レベルの高い議会運営を行えるかもしれない。しかし、一部の人たちだけの政治になってしまわないよう、市民の監視も必要だ。
②多数参加型(30名くらい):
定数を多くして地域に関心があるサラリーマン、主婦、商店主等も兼業議員となり、夜間や日休日に議会を開くのも一案。しかし、意見が多くなりすぎてまとまらなくなる可能性がある。議会の効率が下がる可能性がある。

今、特に問題なのは市町村議員の月収が県会議員に比べて1/3~1/4と少ないことだ。議員の成り手不足を解消するためにも一考すべきかもしれない。議員に関する総予算はそのままとして、定数にあった手当の増減なども義論してはどうか。いずれにせよ、市民の皆様がもっと選挙に対して関心を持つことが下松市の発展につながることは間違いない。

今回の選挙、ちゃっかり候補、ズボラな候補、うっかり候補、スマイル候補、色々なカラーがありましたが、選挙運動の違反は警告1件だけでした。

今治

出陣式

出陣式

辻立ち

辻立ち

掲示板に張られた立候補のポスター

掲示板に張られた立候補のポスター

 

体育館での開票風景

体育館での開票風景