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この街のイメージ

もったいない

現在70歳~80歳代の年輩の方達の言葉に、「もったいない」が使われる。太平洋戦争から終戦後約10年位食糧事情が悪く、少ない食糧を上手に料理し、無駄はないか、一番いい食べ方はどれかと、当時の人達はいつも考え生活していた。

今から約60年位前、鮮魚店で調理をした後の不要な粗(アラ)を貰う契約をして、毎日自転車の後ろに一斗缶をしばりつけ、持ち帰り、煮つめ鶏のエサにし、卵を産ませ販売していた人がいた。不要な物を生かし有を産む、この精神こそ「勿体ない」ではないのだろうか。

今世紀中に必ず世界的な食糧危機が来ると思われる。今一度身の周りを見回してみてはどうだろうか。それぞれが智恵を出しあって。

坪郷