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10連休に想う

平成から令和へ、二つの時代をまたいで10連休があった。職業や職種によって10日間休んだ人と休めなかった人が出て悲喜こもごも。休みが取れる職種の人は、この世の春だったかもしれない。

今から60年前、弱小企業に勤めていたが、私の休日は正月3日、お盆3日、第3日曜日のみで、一年間で合計18日、こんな時代を経験した。その当時、大手企業の休日は年間70日前後だったと思う。戦後10年、健康で働ければ御の字、そんな時代だった。だが、現在は労働基準法があり、また外国との協定もあり休みは当時の大手企業の約2倍130日くらいある。公務員だけは丸々休める。大手企業と中小企業は給料も違うだろうが、休みも違う。日給月給の人は休めない。世の中は上手くいかない。現在休日に恵まれない人でも、一年間18日より多いはず。頑張って欲しい。

上を見ればキリがないが、もう少し誰もが公正に休日が取れるといいがと思った。これからロボットが進化すると人がいらなくなる。こんな時代が来ると思うと恐ろしい。

休みはいらない、仕事が欲しい。10連休の後、60年前を思い出した。

坪郷