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「下松」を全国発信する課題は何か?

 NPO法人 下松べんけい号を愛する会の主催で9月30日スターピアホールにて藻谷浩介氏をコーディネーターとして講演とパネルディスカッションが行われ、参加者は300人でホール一称となっていた。『下松』をしたまつくだりまつと云われるのは残念だ。くだまつの特色やよい処をもっと全国に発信すべきだ。住みよさランキングは全国で30位(今迄の最高は13位)、下松市では人口が増えているが65歳以上の老人の比率が多くなっただけだ。

 これからは女性パワーの活用。ツイッター、インスタグラムを使え。情報の出し方が下手、何でも観光資源となる。笠戸島の開発、べんけい号を走らせる、ボランティアは大変だ。行政のバックアップがもっと必要、他市に比べ少ない。参加者から質問としてイベントの経済効果を調査しているのか。との問いに、費用がかかるからと観光協会としてはやってないとの話だった。

 下松べんけい号の3つの奇跡

① 現存する国産SL機関車では3番目、明治40年石川島造船所で製造され今年で110年、しかも保存状態は大変よく、市で静態保存している。

② 徳山海軍煉炭製造所から昭和9年に下松工業学校に払い下げられ、機械実習教材として活用され空襲にあう事なく生き残った。

③ 1971年代まで屋外保管で廃棄寸前であったが、昭和56年同校の創立60周年記念式典で30年ぶりに復活運転した。

今治

パネラーは六反弘道、中村隆征、中島進、大橋広宣、今治総一郎

パネラーは六反弘道、中村隆征、中島進、大橋広宣、今治総一郎

残念ながら参加者に若い人が少ない

残念ながら参加者に若い人が少ない

べんけい号の模型

べんけい号の模型