下松市を拠点として朗読の楽しさを広めている会「朗読Junな心の会」の発表会が、6月9日(火)13:30より笠戸島にて行われました。
新型コロナウイルスの影響により2月から5月までの間、毎月の定例会を自粛してきた当会ですが、会員の皆さんにとっては今回の発表会が久しぶりに顔を合わせる機会となりました。
今回の発表会のテーマは「神楽を読む」。
同会の子どもの部である「子どもの朗読教室」において、1人の小学生が「神楽を読みたい」と提案したことから今回のテーマが決定したということです。
自粛期間である約3ヶ月の間、会員それぞれが自主練習を重ね今回の大会に臨むことになりました。
自粛期間明けの活動再開日が大会当日であり、さらには地元ケーブルテレビの取材も入っているという中、会員の皆さんはとてもぶっつけ本番とは思えないほど上手に堂々と朗読をされていたのが印象的でした。
いかに、活動自粛中の「お家時間」で朗読の練習をされていたかがわかります。
今回の大会は密を避けるため、例年の様にお客様は呼ばず、会員のみで笠戸島の海に向かって朗読をするという形でしたが、今までに無い解放感と、テーマである神楽の壮大な物語が相まって、とても印象深い大会となりました。
会員の皆さんの活き活きとした表情と朗読の声、笠戸島の雄大な自然が、「コロナに打ち勝ち、元気を出していこう」と背中を後押ししてくれているようでした。
河本寛之