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マイナンバー制度について注意?!

今、日本ではマイナンバーの普及を盛んに進めている。

デジタル先進国と言えば中国だが、スマートフォンで決済した情報をもとに「信用スコア」が算出される。スコアが高いほど様々な優遇措置が受けられるため、毎日の生活の中で「『信用スコア』を上げるための努力」が行われている。

中国全土に張り巡らされた監視カメラによる顔認証システムとあわせて、一人ひとりの行動が監視されている。先般、新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者について集めた個人情報が流出し大問題となったが、流出した情報には、住所、氏名、電話番号、身分証番号のほか、身長、体重、BMIなど身体的特徴、恋人の氏名やデートした場所、日常、銀行やカフェの立ち寄り先、地下鉄の利用状況などが含まれていたそうだ。詳細なプライバシー情報がファイリングされていたことが明らかとなったのだ。

世界では個人番号・マイナンバーは常識なのか?どうなのか?
実は世界では色々な問題が起こっており、見直しが広がっているのだ。例えば、ドイツ、オーストラリア、イギリスでは、人権侵害にあたるとして制度を撤回している。フランス、ハンガリーでは憲法違反との判決が下った。そして、アメリカ、韓国では、なりすましや情報流出が多発しており、見直しが進められている。

デジタル化することの一番のメリットは、効率化だろう。しかし、効率化を進めることとあわせて、諸問題への対応にも力を入れてもらいたい。

片山