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小さな神社「出合の三島神社」

下松市久保出合の旧道路脇に小さな神社がある。どんな神様かと近所の方にお尋ねした。磯部瓦店の本家が昔、愛媛県今治市大三島より大山祇神社から分神して建てたと聞いた。現在周南市にお住まいの本家の磯部良三(91歳)さんにお話を伺った。氏神様や神社は普通個人の持ち物ではないが、この三島神社は磯部家個人の神社だと話された。出合地区の住人三名で神社を守っている。祭礼は毎年10月5日、降松神社の宮司さんに祝詞を上げていただいている。

その後、境内で猪の肉で宴席が楽しみと磯部さんが話してくれた。この神社の元の大山祇神社は、山・海・戦の神として全国的に有名で国内に三島と名のつく神社は400社以上あるようだ。明治前後の建立と思われるが、時の流れ時代の移り変わりが、現在の姿となっているようでは淋しい。磯部良三さんの曾祖父が明治時代の第1回衆議院議員を務めていたと下松市の地方史で見たが、それ以前も久保地区の有力者だったと想像できる。何せ個人で神社をとは考えられない。

坪郷

三島神社正面

三島神社正面

神社左横の檜の大木

神社左横の檜の大木

〆縄が新しい

〆縄が新しい

久保出合旧道、ここより前方100m先の右側に神社

久保出合旧道、ここより前方100m先の右側に神社