牛島は光市室積港から南東へ8.5kmの海上に位置する、周囲12km、面積1.84㎢の島です。
牛島海運の“うしま丸”(41トン、16ノット)定員50人で片道20分。乗船券は500円、一日3便が運航されています。
続日本記によると平安時代には京都加茂社の荘園として牛が放牧され、銅も産出、島で取れた海産物などが奉納されたと記録にあります。
明治・大正時代には遠洋漁業で発展し戦後の一時期には網元が8軒もあり住民も1000人を越す島でしたが、現在の島民は30名ぐらいです。
牛島には牛鬼や茂平とタコ、丑森明神(ウシモリ)などの伝説や天然記念物の指定文化財としてモクゲンジやヒトツバハギ(ナンジャモンジャ)の群生地、ビヤクシンタブノキなども生えています。また国の天然記念物のカラスバド(黒くて大きい)の生息地として島全域が保護地に指定されており、私が行った6月5日に3頭のイノシシが海を泳いで牛島へ渡ったのが確認され、山口の猟友会の人が猟犬2頭を連れて調査に来ていました。
今治