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後期高齢者の独り言~「有難う」と感謝~

「有難う」と言葉をかけられると気持ちのいいものだ。今日迄何千回いや何万回と聞いているが、心地良いものだ。退職前の仕事は、営業をしていた。また仕入れ業務もしており、言う有難うと聞く有難うの両方を体験している。

品物を買うと「有難うございます」と一応この言葉を耳にするが、この言葉の抑揚一つで次の商売につながる。心のこもった言葉は相手の心に響くものだ。また次もこの店で買ってあげよう、こんな気持ちになる。現代は職業が細分化され、いやな仕事や危険な仕事、汚れる仕事は人がやっていても、当然だと思いがちになる。この人達がいるから自分たちは楽に生活できると感じれば、感謝の念がわき、「御苦労様」、「お世話様」、「有難うございます」の言葉が出なければならない。「実るほど頭の下がる稲穂かな」の言葉があるが、いくら偉くなっても忘れてはならない。頭を下げられて嫌な人はいない。たった一言の言葉で世の中が円滑にまわる。気持ちを込めて「有難う」今日から一日に一度でなく、二度三度と昔を思い、言葉にしていこう。

坪郷