8月18日、尾道市因島の伝統行事である盆行事最後の精霊灯籠流しを観に行ってきた。
麦わらで作った船に半紙で四角に囲んだ中に盆で供えた供物などを乗せ祖先を浄土へ送ると云われる行事で、当日は満潮から干潮に変わる夜7時半から8時半の間、因島の各桟橋から100個ぐらいの精霊船が、ろうそくの灯りを映しながら雨の中、海の上をゆっくり、ゆらゆらと、静かに流れ行く光景は昔なつかしい沈黙の時間だった。
下松でも30年ぐらい前までは8月16日の夜8時30分ころ引き潮時に平田川(大海町)の風物詩で交通整理をするほどの時もあった。
精霊船は洲鼻の瀬戸を通るか、深浦沖を流れて笠戸島南の火振岬へ、周防灘へと流れた。
今では広島県から流したものが愛媛県に流れ着き問題になっていると聞く。
今治