HOME > 取材&トピックス > 飢餓と飽食:食料が不足する時が来る
この街のイメージ

飢餓と飽食:食料が不足する時が来る

約72年前、わたしは親から離れて群馬県上牧村の温泉旅館に学童疎開をしていた。太平洋戦争中であり、食料は生きるのがやっとであった。当時はご飯の中には約半分は大豆の絞りかすや、カボチャ、サツマイモなどで量も少なく、育ち盛りの子ども達はいつもお腹をすかしていた。口に入るものは何でも口に入れていた。田螺(タニシ)、野蒜(のびる:野生のネギに近い)渋柿などたき火で焼いて食べていた。そんな飢餓の状態を知っている人も少なくなった。現在はお金を出せば何でも食べられる。だが、もし世界の農業国で異常気象でも起これば、お金を出しても売ってもらえない。食糧危機の来る前に今から考え準備しておく必要がある。

『今から考えておこう』

1)休耕田や荒れ地を整備し、食料を生産する
2)山林に栗やどんぐり、柿などを植える
3)池、川、湖やダムに魚介類を殖やすよう行う
4)猪や鹿などの野生の肉を食品化する
5)工場での太陽熱利用の農産物の生産を増やす
6)小魚はつかまえず、計画的に魚礁を増やす
7)国・県・市町村が積極的に計画・応援・援助し、定年後の元気な人たちに労働力になってもらう。

※日本の食糧自給率は39%(カロリーベース)、先進国最下位

坪郷